星の楽校について

Normalization Free School
星の楽校について

当校を創設した目的は俗に言う何かのスターと呼ばれる児童を育成するのではなく、また世間一般的に認知されているフリースクールのような不登校者と呼ばれる児童を支援することでもありません。

子どもたちは本来、ひとりひとり異なる素晴らしい個性と主体性、そして星の輝きのようなキラキラした笑顔を誰もが持っております。

当校は日本の横並び教育で同調圧力がかかり、笑顔と自分の居場所を失った子どもたちが野球と音楽の力と友達になり、その力を見方にし、新たな可能性と忘れてしまっていた自分の笑顔を取り戻す為の支援と応援をする新時代のNormalization Free School (ノーマライゼーション フリースクール)です。

教育社会だけではなく現代の日本社会では個性が強い子どもたちは障がい児童、不登校児童等と何かと安易に社会から名付けられた肩書きを背負わされ、ストレスを抱えながら窮屈な生活が強いられてしまいます。

ですが、それらのストレスは蓋を開けてみれば健常者、健常児童と呼ばれる人や子どもたちも少なからず抱えている悩みや問題であったりもしますので、全ての人や子どもを取り巻く社会問題であります。

当校職員一同は子どもたちの間にある社会や大人たちが作ってしまった隔たりを全力で取っ払い、全ての子どもたちとフラットに接し、子どもが子どもとして子どもらしく生き、楽しく子ども時代を謳歌できるように尽力させて頂きます。

当校は冒頭で謳っているNormalization (ノーマライゼーション)を重視しておりますので学校に通っている子どもでも放課後などに楽しく通える環境を整えております。

Normalization (ノーマライゼーション)って何?

ノーマライゼーションは障がい者と呼ばれる人や弱い立場の人などを排除するのではなく、健常者と呼ばれる人たちと同等に当たり前に生活できるような社会こそが、正常(ノーマル)な社会であるという考え方です。 そして、こうした正常(ノーマル)な社会を実現する取り組みをノーマライゼーションといいます。

日本厚生労働省が提唱している社会福祉の理念です。

[野球と 音楽と 家族で 社会と…]

Normalization Free School(ノーマライゼーションフリースクール) 「星の楽校」は、世の中にある従来のフリースクールとは異なり多様性を重んじて創設しております。

現代のフリースクールは主に何か理由があって学校に通えない子どもたちが集っております。

当校は不登校児童、障がい児童等と社会不適合児童者的な大人が《勝手に付けた心ない肩書き》を背負った子どもだけでなく、当校に通いたい子どもであれば誰でも受け入れる環境を整えております。

当校は軸となる野球を使った球育で同じ太陽の下(もと)、自然のエネルギーの力を味方につけ、それぞれ背負わされた荷物を汗と一緒に流し、感じでいるストレスを大声と一緒に吐き出させ、子どもたちが本来持つキラキラした笑顔を自然と出せるよう、御本人と御家族の意向に合わせたサポートをさせて頂きます。

また野球と音楽が生み出す独特なリズムの中で何の隔たりもなく友達や仲間を作り、本来生まれながらに持つそれぞれの個性と主体性を尊重しながら自分らしく生きる術を身につけられる新時代の学舎です。

キャッチフレーズにある「…」(三点リーダー)には、先ず野球、音楽と友達になり社会とどう向き合い付き合っていくのかを「独りで悩まずみんなで一緒に考えていきましょう!」という、当校に携って頂く母子への思いがこめられております。

教育と子育てには誰にでも当てはまる正解はありません。

誰かにとってパーフェクトに見える教育や子育ても角度を変えて観れば(他の誰かにとっては)不完全であったりします。

当校は子ども一人一人の個性に合わせた《その子にとっての最善な教育》を御家族と同じ気持ちで一緒に考え、子どもたちが社会で逞しく生きていく為に必要不可欠な自尊心を満たせるよう、愛情と情熱を持って母子と誠実に向き合っていきます。

星の楽校 心得

①主体性が先、協調性は後

《多様性》という言葉を多く耳にする時代にはなりましたが現実はいつの時代も日本の教育機関で育まれるスキルは《協調性》という言葉が一番に思いつきます。

「みんなと同じように」という古いスタイルが同調圧力として子どもたちを追い詰め、それぞれの持つ無限大の可能性(個性と主体性)を大人と社会が封じ込めてしまうケースが多く見受けられます。

当校は人間の心理に寄り添い、《個性と主体性を尊重すれば秩序は保たれる》という独自の哲学を優先し後から自然と協調性が身に付くように逆説を大切にしながら子どもたちと接していきます。

②我慢より努力

人間は大人であっても理由なく我慢を強いられると当然ストレスが溜まります。

当校は先ず、ありのままの自分を好きになれるように自ら努力する習慣を身につけられるように教員がサポートさせて頂きます。

その為に先ず自分の好きなことや好きな人を素直に「好き!!」と言える暖かい環境を子どもたち与え、好きなことや好きな人と共に生きていく為には《時に我慢も必要!!》ということを自分で気づかせ、楽しく生きていく為必要不可欠な《我慢と努力のバランス感覚》を養えるように導きます。

人間の生活に欠かせない太陽。

極論ですが私たち人間は太陽がなければ生きていけません。

その観点から考えて当校は不登校で抱える問題を解決させる為の原点は《太陽のもとで生きること》だと考えております。

太陽光は人間のメンタル強化にとって実に重要な働きをしています。

私たちの人間の脳内には、人間の精神面に大きな影響を与える「セロトニン」という神経伝達物質があります。セロトニンには心のバランスを整える役割があり、セロトニンが不足すると、不安や緊張を感じやすくなったり、イライラしたり、憂鬱な気持ちになったりします。

当校の校訓には、学校に行けなくなり家に籠ってしまった子どもたちを原点に戻すことで、自然の恩恵を受けながら《自分を好きになるスキル》を高めて頂きたいという願いが込められています。